14/100 未来を発明するためにいまできること

 この本は,この前読んだ『20歳の時に知っておきたかったこと』を書いたティナ・シーリングさんが書いた本です.スタンフォード大学起業家精神イノベーションを教えてきた経験から,誰もが内に秘めたクリエイティビティを開放することに焦点を当てた作品となっております.(前書きより抜粋)

 私はこの本でアイディアを生み出したり,イノベーションを起こしたりするための初めの一歩として視点を変えるというものを学びました.視点を変える方法として重要なことは二点ありました.「なぜ」と問うことと,「人の視点を取り入れること」です.  

 何か行動をするときになぜと考えるという習慣をつけるのです.なぜその行動をするのか,普段から自分に聞くことによりあらゆることに疑問を持てるようになるのです.一見簡単なことかもしれませんがいざやるとめんどくさいことであることがわかります.私は自分がいかに何となくで行動していたのかが分かりました.めんどくさいですがこれをやることにより,常識的なことも疑えるようになると思います.

 また人の視点を自分に取り入れるように努力することも大切です.私にとっての常識は世間や周りの人の常識ではないかもしれません.また自分が考えもしないところに不便さや不満を感じている人も数多く存在しているでしょう.多くの人と話すことにより自分だけでは気が付かなかった課題に気が付くことができるでしょう.

 制約と遊びは私たちをクリエイティブにしてくれます.制約とは時間的なもの,金銭的なものなどいくつかありますが,それらを設けられた方が私たちはよりクリエイティブなアイディアを生み出します.火事場の馬鹿力のようなものだと考えます.私個人の意見なのですが人間は怠け者なので少しぐらいお尻に火をつけられた方が頑張って走るのでしょう.また遊びは私たちを楽しませてくれてより集中力を高めてくれるのだと思います.また遊びの雰囲気は私たちにより突拍子もないアイディアを出させてくれます.突拍子もないアイディアは非現実に見えても,その実は他のアイディアよりも根源的な欲求に応えているものであったりするのでとても重要なアイディアであります.

 この本は私に多くのことを教えてくれるように感じました.私は今回は視点を変える方法が一番今の自分に必要だと感じましたが,次読むときは違うだろうと感じています.この本は繰り返し読んでいきたいと思います.