13/100 なぜ私たちは他人の目を気にしてしまうのか

 私が面白いと感じたのは「生きていくのがやっとの集落では恩は絶対」考えだった.今,地方に移住する人は地方に人の温かさを求めてやってくる人も多くいます.また,地方から都市へ移住する人は地方の息苦しさが嫌になって出てきたという人も多くいると聞きます.いい悪いは置いておいて,地方には人と人のつながりが都市よりも深くあるようです.もともと一番最初に恩を受けたら返すことが絶対という伝統のようなものがあったのだと思います.今でも,農業などの一次産業をやろうと思ったらその地域の人たちの協力体制は欠かせません.それが現在の人と人のつながりの深さにつながっているのではないでしょうか.

 またこの本には俳優の水谷豊さんの言葉として次の言葉が出で来る.「俳優はアルバイト」こんな言葉が続く.「本職だと思うと懸命になり過ぎて余裕を失い,世界が見えなくなる.でも俳優には色気とか余裕が必要なんです.」筆者の竹内さんはこれに対して俳優だけではなく他の仕事でも余裕がなくては一流の仕事はできないだろうというニュアンスのことを言っている.私もまったく同じことを思っている.私の場合は余裕がある状態を今を楽しめている状態だと自分では理解している.やはり想像を超えるような仕事をするためには余裕,楽しむ余裕が必要なのだと思う.もちろん言うほど容易いことではないの私でも少しはわかっているつもりです.僕の場合は人の目を気にしない状態が楽しめている状態だと感じていたが(ダメなときは気にしすぎているので)竹内さんは逆のような感じで余裕があるからこそ人から見方が見えるようだった.確かに余裕がない時は人の目を気にしすぎているようで意識は自分にしかいってないような気もします.もう少し人の目については考えていきたいです.