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 2冊目は「哲学的思考トレーニング」

 

 クリティカルシンキングの方法について主に語られていました。どうやって疑うのか、結論を明確にして、前提との関係を見えるようにする。仮説を立てるときは反証可能な形で立てるべき、そして反証をできる限り試みる。定義をはっきりさせる。思考実験などがありました。面白いと思ったのは、思考実験と価値主張のクリティカルシンキングの主張にあった同じ理由をいろいろな場面にあてはめるということです。思考実験では振り切った意見を考えることによって分かっているところと分かっていないところをはっきりさせる。同じ理由をあてはめるでは、絵を美しい理由として人物の表情や動きが生き生きと描かれているから美しいとされていたが、結果的には人物の表情や動きが生き生きと描けていて、構図も整い、題材も好ましい絵は美しいとなった。同じ理由をあてはめることによって隠れていた意味を見つけ出せる。

 哲学的思考の本はもう何冊かよみたい