ミチカラ 初めに

 初めまして!樋口広大と申します.このブログはある人からの助言で,自分を俯瞰するために使おうと思ったので開設しました.暇つぶし程度に見てくだされば幸いです.

 

 それでは今回,題名にあるミチカラの話を進めていきたいと思います.まず,ミチカラというのは官民共同で地域の(長野県塩尻市の)問題を解決していこうという取り組みです.具体的には,東京の優秀な人材を期間限定で地方に連れていき,最終的には市長にプレゼンというところまでやるというものです.そしてミチカラは社会人向けのプログラムですが,大学生verのツレテクもあります.

 

 私は,現在大学一年です.ミチカラ,ツレテクを授業で紹介してもらう機会があり,「なんて面白そうなプログラムなんだ」と思い,すぐにツレテクへ応募してみました.しかし結果は落選.優秀な学生が数多く応募し,倍率がとても高いツレテクでは,一年であり,めぼしい能力や経験もない私が落ちるのは当然でした.また申し込み用紙を書いてみたところ,何回書き直してみても書く文章が軽いと自分でも思ってしまいました.経験,知識不足が露呈したと思いました.それでは受かるはずもありません.

 

 ふつうなら,また来年,となるところですが私はラッキーでした.私の授業に来てミチカラ,ツレテクの紹介をして下さった人(ここからはYさんとします)はなんとミチカラの主要運営メンバーであり,落ちたら塩尻インターンさせてあげると言って下さっていたのです.私は落選の報告が来る前に(落ちると思っていましたから)連絡をとり,ありがたいことにミチカラ,ツレテク期間での塩尻へのインターンが決定し,塩尻に行く日程も決まりました.

 

 塩尻に行く日が来て,特に説明されないまま,塩尻のミチカラの会場入りをしたとき,少しお客様気分があったのだとお思います.初めに会場に入った時,話した方にきちんと挨拶もできませんでしたし,相手の名前も覚えようとしていませんでした.そこをYさんに指摘されたとき,とても恥ずかしいと思いました.また,今回のミチカラ,ツレテクの期間中のインターンで何を目標とするのかということをYさんに聞かれたとき,私は自分のレベルアップを図ることしか考えておらず,自分を受け入れてくださった皆さんへの役に立とうなど微塵も考えていませんでした.それもYさんに指摘されました.しかも,小学4年生向けに作ったプレゼンでそれを指摘されました.その時の悔しさと恥ずかしさは忘れません.この日,この時私のミチカラ,ツレテクでの達成目標が決まりました.「広大がいてよかったー」と言ってもらう,これを何としても達成してみせる,そう心に誓いました.今までの私は自分の利益と相手の利益を同時に達成することを考えていなかったのでそんな自分と決別するためでした.また,その時Yさんに言われた「広大が話をしてもらっているとき,相手は話をした時間を広大のために使ってくれているんだよ」という言葉は今後長い時間をかけて解決しなければならない課題かもしれません.

 

 とりあえず,初日の会議が終わった後,皆さんと食事を食べに行ったときは本気で気を使いまくりました.少しでも皆さんに顔と名前を覚えてもらおうと思ってのことでもありました.そこで「広大君,良く動くねー」と言われたのは嬉しかったですね.

 

 塩尻市役所へのインターン一日目はこんな感じで終わりました.二日目に対して課題は山積みでした.